マレーシア


マレーシア情報:滞在10日  

英語通じる ビザ不要 

物価は日本の半分以下 

1食150円前後

宿750〜2000円   シングルってのがあまり無く、一部屋に二つのベットタイプ多し。

二人旅なら安くつくなー。

 

 

マレーシア料理はうまいの巻

 

シンガポール駅を22時に出発。

出国と入国審査を終えて、朝5時にクアラルンプールに到着!

 

ごちゃごちゃうるさいクアラルンプールの中心地から離れたいので

見よう見まねで切符を買ってプトラという駅へ。

 

ここもなかなかにボロい町。宿探し。

4件ほど見て回って1泊1500円の宿へ。

今思えばこれは高い!

けれど旅を始めたばかりの頃は、うまく安宿を見つけるの難しかった。

 

一番簡単なのが、ネットで安宿を検索していけば見つかるけど

スマホを持っていなかった。。ガラケーも日本に置いてきた。。

 

ガイドブックや調べることを出発前にほとんどしなかったために

こういうことになる!馬鹿者。

 

なんとか決めた部屋にはゴキブリやノミがいる。ばかたれぇ〜。

 

といいつつ少しずつ町や国について詳しくなっていくのは楽しかった。

 

そして何よりも特筆すべきなのがマレーシア料理!

檄うまんぼー。

料理にハエが止まってる屋台ばっかなんやけど、そんなもん気にならんくらいにうまい!!

もう一度言う。檄うまんぼー。

檄うまんぼーとは美味いの最上級である。

 

屋台で食べる、トムヤムクン、カレーみたいなの、チャイ、コーラ。

全てにおいて檄うまんぼー。

 

一度ご賞味あれ。あっ檄うまんぼーは

オリジナリティー溢れる言葉なので、著作権があります。

使うときはご一報を。

 

 

 

 

マラーシア政府のどちきしょうの巻

 

クアラルンプールを4日ほどプラプラ。

街でよく見かけたのは、アニメや漫画の海賊版を販売するお店。

 

ふむ、ここらでちょっとエロが欲しくなる水谷。

漫画屋に行って本を物色。

漫画購入。エロ本でなく、桂正和先生の漫画。

 

おいおいおい、いい歳こいてそれかいっ!

という突っ込みが四方八方から聞こえてまいります。

ええ、これで良いんです、おれは負けん。

 

海外のエロ本たいしてエロくない。

日本が誇る桂正和先生のがエロい。

エロい店に行く度胸なんて無いし。

 

そんなことよりも桂先生の漫画を購入!

エロ本を買った中学生のごとき軽快なステップで宿に帰る。

心もご子息様もルンルン気分。

 

漫画についているビニールカヴァーをビリリッと破り、さぁご賞味するぜ!

 

………………………

 

こう、なんというかね、おしりとか、お胸とかが見えるシーンの

全てが黒で塗りつぶしてあるこの感じ、許せないよね。

そこがこの漫画の醍醐味じゃない。こんな残念な規制はないよね。

 

旅行というのは時にこんな仕打ちがあるものです。

 

水谷がマレーシア人ならレジスタンスになったのではないか。

ジョジョの奇妙な冒険ならば、この事件をきっかけにスタンド能力に目覚めたのではないか。

逆境ナインなら、男球を投げれるようになったんじゃないか。

 

こんなエロ規制を敷いたマレーシア政府めッ!!!

 

 

 

アランサ現れる

 

マレーシアのまさかのエロ規制の犠牲者となった水谷。

(国が違うからしょうがない)

うなだれるように屋台でご飯を食べる。

 

屋台では色んな人が入り乱れてご飯を食べている。

なので相席がよくある。

 

僕の目の前に一人の男がいて、へんてこな言葉で話しかけてきた。

どうやら僕のことを中国人と間違っていたらしい。

彼の名はアランサ。

インドネシア人で35歳の独身。後の危険人物。

 

お互いカタコトの英語で会話をしていると、今からクアラルンプールの観光にいこう!

連れてってやるよという会話になり、二人で町を散策。

大きなビルを見たり、ビール飲んだり、おしゃべりしたり。

普通に観光。

ただ時折、アランサが僕に対してボディータッチをする意外は。

 

ことあるごとに太ももをさわってくる。顔も近づけてくる。ちけーよ!

こいつまさか?という疑いを持ち始めた頃、うちにこないか?という誘い。

まじかーと思いつつ、旅での警戒心がまだまだ薄い序盤。

少しなら…とついていってしまう。ばかすぎる!!

 

部屋につくなり、エロビデオ見ないか?と言われ、ノン!

おれのヌードを描いてくれよ〜!と言われ、ノン!

…おまえ泊まっていけよ。と言われ、ノン!

明日も食堂で待ってるから来てくれよ…君に会いたい…と言われ、ノン!

 

自分の返答がノンばかりのこの状況のまずさに気づき、そそくさと帰宅。

 

良い奴ではあったかな?思いつつも、部屋にて反省の嵐。

やっぱついて行くのはよくなかったなぁ〜と危機感を修正。

 

旅行ではこういうことが多々ある。仲良くもなる。

ただ、危ない奴もいるし、かといって警戒しすぎるのも旅を味気ないものにしてしまう。

このさじ加減がむずかしい。

 

アランサは悪いやつではなかったが、男色ではあったかもしれない。

くわばらくわばら。

 

 

イチゴジャムのクーデター

 

クアラルンプールに5日程滞在。

次はペナン島に行くことに。

 

次の目的地の決め方は、駅内の地図を見て

適当にホテルのありそうな町を選んでた。

 

今回なら、ペナン島!君に決めたっ!と叫んでモンスターボールを投げるかんじ。

 

あぁモンスターはポケモンボールから飛び出てしまった…!

我ながらくそつまらん&そして駄文極まる。

 

ペナン島の最寄り駅バタワーズ駅までチケット購入。

朝出発して夕方に到着。

 

ここでさらっと到着と書いてるけれども

その道中は車内の暑さとの戦い!!

 

クーラーがぶっ壊れ、途中の駅で長々と修理をするが直らず。

 

うだるような暑さの車内。

茹でダコと化す。

 

しかもリュックの中の、イチゴジャムの蓋が空いててドロドロ。

 

水谷王政に耐えれなくなったイチゴジャム軍がレボリューション。

革命をリュック内で起こしていた!

もういやん、ドロドロやないの…

 

バタワーズ駅に着いてリュックを拭き拭き。。

 

駅内にペナン島行きのフェリーがあって乗る。

片道50円くらい。

 

ペナン島をウロウロしてたら安宿発見!

1泊600円くらいのバックパッカーホテル。

ありがてぇ〜、しかし蚊が多い。

 

その日の夜は、蚊を防ごうとして下半身は寝袋、上半身は蚊避けのジャケット。

パッと見はドラゴンクエストに出てくる、さまようよろい。

 

全身真っ黒で、何かに覆われたその姿は相部屋のインド人が

暗闇で僕の姿を見たとき、ギョッとしてたくらいの異形の生物。

 

しかしその姿では暑くて寝むれない!

汗ダラダラ。

 

イチゴジャムといい、汗といい、今日は水難ですわ。

水谷やのに水気を味方にできていない。

水谷家を破門か?と思いつつ眠りにつく。

 

 

これがペナン島の巻

 やることといえば散歩。

 

ペナン島はリゾート地。

屋台やお土産屋さんがひしめく小さな島。

あとは広場と海ぐらいしかない。

 

広場は夜中まで出店が出てて、子供たちがキラキラ光る玩具で遊んでいる。

それをぼーーーっと眺める。

 

あとピカチュウ並みのネズミがいるのがクアラルンプールと同じ。

 

しかしまぁ、なんというかすることがない島。

半日くらい海を眺めながらマキシマムザホルモンの「肉に打たれて眠りた〜い」

というラジオを聴き、部屋で絵が描けないため(机がない!)芝生で絵を描いたり。

つまり腰痛。

 

あとはゲーセンに行ってストリートファイター4をするというなんという不毛さ!

旅行してんのに何やってんの?と思いつつゲームは楽しい。

 

1回30円でプレイできるのが、ペナン島の長所。

…あぁ、入り浸ったよ。何もかもを忘れてね。

旅行なんかやってられっか!と思ってもないのに悪ぶったペナンでの日々。

 

毎日ストリートファイター4をプレイし、地元の中学生と対戦して

汗だくになりながら勝ったり、負けたり。

つまり不毛。

 

あとストリートファイター4プレイ後のチャイがうめ〜〜。

明らかに飲み過ぎてる。

 

1杯30円なもんで、マレーシアの暑さと相まって飲むわ飲むわ。

 

ごくごくごくごく。

 

この時期に水谷の体を、宮本武蔵あたりが真っ二つに斬ったら

血とチャイのブレンディな液体が飛び出たはず。

目指せ、脱糖分!

 

そして相変わらず飯がうまい。

檄うまんぼーすぎて、胃を壊す。

基本的に辛いので、知らず知らずのうちに胃に負担が。

 

トドメは屋台で食べたトムヤムクンに入ってた緑色の唐辛子。

最初はいんげんと思って食べたら、辛い、いや辛いのレベルを遥かに超えてる。

以上な辛さ。恐怖。頭の毛穴が全部開く感じ。

 

ビビビィィィっ体全体に度を超えた辛さが。

あっこれはヤバいわって焦る。

 

椅子から少し立ち上がって、テーブルの両端を手で押さえて辛さを堪える!

周りからは激怒した青年と思われてたやろなぁ。

 

もう二度と緑色の唐辛子は食べんぞと!と、

ペナン島の夜空に誓ったような誓わなかったような。

 

マレーシア人の距離のつめ方

 

唐辛子パニックの翌日、朝目覚めると何かが飛んできた。

 

布団の上を見ると、時計。

時計が飛んできた方向を見ると、相部屋のマレーシア人のおっさん。

 

彼は「その時計はプレゼントさ!僕との友達の証として何かくれよ」と。

完全に一方通行な提案、あほか。

 

それにおれはお前と友達になった覚えはない!という

正論極まりないことを思っているにもかかわらず

僕のTシャツを指差して「ちょうだい」と言うてくる。

 

いやいや、おまえにおれの所持品を指定して、尚かつもらえる権利なんぞない!

しかもこのTシャツはおれのお気にいりやで。

 

おまえがそうくるなら、おれはこのバスキアという

ドラッグに溺れて28歳という若さでこの世を去った

天才画家のTシャツをやるよって言うと彼は

「それは怖い。絵が怖い」

何を急にキュートなことを!ちょっとかわいいやんけ…

 

ぬ〜結局、日本円の300円をあげることに。

 

あげたくはなかったけど、その場のなんともいえない雰囲気を逃れたかった。

だって彼とは今ついさっき話を始めたばっかやのに

”もうマブダチだろ!おれらって”という空気をガンガン出してくる。

 

これがマレーシア人の普通のフレンドリーさなのか?

距離のつめ方、疾風の如し。

早い、早いよ…

これからはこんな奴ばっかか…ハァ

 

こう思っているのは旅の序盤まで。

慣れてくれば、だいたいは良い奴。

 

たぶん人見知りって感覚は無いんかな。

この距離のつめ方は、カンボジアあたりから好きになってくる。

 

外人とのやりとりが

テキトーになってくると楽になる。

 

さて、5日もいたらペナンは退屈。

次はタイに行く!